“藪原宿”の読み方と例文
読み方割合
やぶはらじゅく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四年あとになりますが、正午まひるというのに、この峠向うの藪原宿やぶはらじゅくから火が出ました。正午しょううまこくの火事は大きくなると、何国いずこでも申しますが、全く大焼けでございました。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「そうではあるまい、そんな筈はない。お前の前身は遊女です。藪原宿やぶはらじゅくの遊女です」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)