“鳥居峠”の読み方と例文
読み方割合
とりいとうげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御通行後の二日目は、和宮様の御一行も福島、藪原やぶはらを過ぎ、鳥居峠とりいとうげを越え、奈良井ならい宿お小休み、贄川宿にえがわじゅく御昼食の日取りである。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
洗馬から本山もとやまへ出、本山から新川にいがわ奈良井ならいへ出て、奈良井から藪原やぶはらへ参りまするには、此の間に鳥居峠とりいとうげがございます。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
彼は、いつとなしに信濃から木曾へかかる鳥居峠とりいとうげに土着した。そして昼は茶店を開き、夜は強盗を働いた。
恩讐の彼方に (新字新仮名) / 菊池寛(著)