“鳥居”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりい68.1%
とりゐ29.8%
とおい2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
群衆雪崩なだれを打って立ち分れると、その間を縫って、南町奉行鳥居とりい甲斐守忠燿ただてる、手附の与力、配下の岡っ引共を従えて立ち現われました。
礫心中 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
ひげむしやの鳥居とりゐさまがくちから、ふた初手しよてから可愛かわいさがとおそるやうな御詞おことばをうかゞふのも、れい澤木さわぎさまが落人おちうど梅川うめがはあそばして
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
加賀爪伝内かがづめでんないの遠矢が、がくぶちにりっぱに立っているのに、貴公きこうの矢が鳥居とおいはしらにも立っていないのはどうしたしだいか、これ、弓勢ゆんぜいたらずして、矢走やばしりのとちゅうから
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)