“とりい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トリイ
語句割合
鳥居46.9%
華表20.3%
取出9.4%
収穫7.8%
取入6.3%
1.6%
採入1.6%
收穫1.6%
1.6%
穫入1.6%
(他:1)1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただあのあたりの風景にして気にかかる構成上の欠点は、図書館の近くにある豊国とよくに神社の屋根と鳥居とりいである。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
長柄を横に置いて、ちた鳥居とりいの下に腰をおろし、眼すら、ぽつねんと、雲へやって、菓子を見ないのであった。
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其の時、全然同じ一手段で夫れも立派な旗本が一人、芝の御霊屋おたまや華表とりい側で切り仆されたではありませんか。
赤格子九郎右衛門 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
火はもうその時華表とりいに燃え移っていた。雉は半狂乱になっていたが、大きな胴体をしている来宮様を抱いて往くことができなかった。
火傷した神様 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
みづから天幕テントの中より、ともしたる蝋燭ろうそく取出とりいだし、野中のなかに黒く立ちて、高く手にかざす。
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
を持てるが背後うしろに引添い、前なる女のわらべは、錦の袋を取出とりいで下よりかざし向く。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
音吉が百足の頭部を、そしてわたしが尾端を恭しくさゝげ霜柱を踏みながら、収穫とりいれの済んでゐる芋畑の丘に登つた。
山峡の凧 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
彼等はかざるに刈り、蒔かざるに収穫とりいれておるのだ。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
あの、親仁おやじ。……かね大島守おおしまのかみ取入とりいると聞いた。成程なるほど其辺そのへんもよおしだな。つもつても知れる。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
客先きやくさき番附ばんづけくばりにも、狂言きやうげんのあらましを面白おもしろさうに話して、だん/\取入とりいり、俳優やくしや表方おもてかたの気にも入り
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
死苦に臨むもなお一旦吐いた毒をとりいれず、いわんや今更に棄つるところの薬を収めんやと。
すべての説話がそうではなく、よしまたそういうものにしても、それが如何なる意味で神代史に採入とりいれてあるかは、一つの組織体をなす神代史の全体の意義を明かにしなければ、正当に理解することができないのであり、そうしてその全体の意義は
駿介は、優れた頭腦を持ち、好學のこころに燃えながら、それきりになつてしまつた自分の田舍の誰彼のことを思ひ出した。彼等は今はただ默つて土地を耕し、植え、くさぎり、收穫とりいれてゐることだらう。
生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
畔柳はこの手よりとりいるる利のなかばは、これを御殿ごてんの金庫に致し、半はこれをふところにして、鰐淵もこれにりて利し、きんいつにしてその利を三にせる家令が六臂ろつぴはたらきは、主公が不生産的なるを補ひてなほ余ありともふべくや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
今次の応召家族の間には、はき立てた秋蚕しうさんを棄てた家もあつた。秋の穫入とりいれを老母と、産後の病妻とに託さねばならなかつた人もあつた。
そこの店員に、鳥井とりい君という、小がらの少年がいました。
鉄人Q (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)