“其辺”のいろいろな読み方と例文
旧字:其邊
読み方(ふりがな)割合
そこら42.3%
そのへん26.9%
そこいら19.2%
そのあたり7.7%
あたり3.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“其辺”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 地理・地誌・紀行 > アジア25.0%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸1.6%
文学 > 日本文学 > 日本文学0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そんぢよ其辺そこらの日本の原稿蒐集家あつめかなら、その翌日あくるひから屹度こんな事を触れ歩くにきまつてゐる。
かういふと、そんぢよ其辺そこらの洋食屋はむきになつておこりだすかも知れないが、実際の事だから仕方が無い。
あの、親仁おやじ。……かね大島守おおしまのかみ取入とりいると聞いた。成程なるほど其辺そのへんもよおしだな。つもつても知れる。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
これでも本道楽だうらくの話になるかどうか、其辺そのへんは僕にも疑問である。
蒐書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
と、其辺そこいらに居合はす番頭手代を駆り集めて、そのなかでい気になつて皿の物をぱくつくにきまつてゐる。
『ハ、其辺そこいらまで御同伴ごいつしよ。』と馴々敷なれなれしく言ひ乍ら、はにかむ色もなく男と並んで、『マアわたしの方が這麽こんなに小い!』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
今まで絵入の雑誌などにて人殺ひとごろしの場所を写したる図などは見し事ありいずれにも其辺そのあたり取散とりちらしたる景色見えしに
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
ところが、いつの場合にも、私のこの、フーワリとした紫の夢は、たちまちにして、近所のおかみさんのかしましい話声や、ヒステリーの様に泣き叫ぶ、其辺そのあたり病児びょうじの声にさまたげられて、私の前には、又しても、醜い現実が、あの灰色のむくろをさらけ出すのでございます。
人間椅子 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そして毎日の事なので、其辺あたりに気もけないで、ずつと卓子テーブルの前までやつて来た。