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其辺
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そこいら
ふりがな文庫
“
其辺
(
そこいら
)” の例文
旧字:
其邊
『ハ、
其辺
(
そこいら
)
まで
御同伴
(
ごいつしよ
)
。』と
馴々敷
(
なれなれしく
)
言ひ乍ら、
羞
(
はにか
)
む色もなく男と並んで、『マア
私
(
わたし
)
の方が
這麽
(
こんな
)
に小い!』
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
と、
其辺
(
そこいら
)
に居合はす番頭手代を駆り集めて、そのなかで
好
(
い
)
い気になつて皿の物をぱくつくに
極
(
きま
)
つてゐる。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
待つても/\丑松が帰つて来ないので、軈て蓮太郎はすこし
其辺
(
そこいら
)
を散歩して来るからと、
田圃
(
たんぼ
)
の方へ山の景色を見に行つた——是非丑松に逢ひたい、といふ
言伝
(
ことづて
)
を呉々も叔母に残して置いて。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「叔父さん、御暇でしたら、すこし
其辺
(
そこいら
)
を御歩きに成りませんか」
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「どこぞ
其辺
(
そこいら
)
に捨ておけと言つてやれ。」
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
辺
常用漢字
小4
部首:⾡
5画
“其”で始まる語句
其
其処
其方
其處
其様
其許
其奴
其所
其儘
其後