“そこら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
其辺33.3%
其処辺15.2%
其處等15.2%
其処等9.1%
其処6.1%
其邊6.1%
其處3.0%
其那3.0%
四下3.0%
那辺3.0%
(他:1)3.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんぢよ其辺そこらの日本の原稿蒐集家あつめかなら、その翌日あくるひから屹度こんな事を触れ歩くにきまつてゐる。
かういふと、そんぢよ其辺そこらの洋食屋はむきになつておこりだすかも知れないが、実際の事だから仕方が無い。
此方こっちは百五十か其処辺そこらの金を見付出みつけだしてようや一盃いっぱい飲で帰る所だ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
私はふところから杏をとり出した。美しい果実はまだ青い葉をつけたまま其処辺そこらに幾つも転がって出た。
幼年時代 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
べつめづらしくもなささうにたゞついとほりに、其處等そこらる、二三疋にさんびきだとおもふのであらう。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
其處等そこらにある家具を片端かたつぱしから打壞ぶちこはすか、誰れかを打つか蹴るかしたなら、いくらか頭が輕くなりはしないかと思はれた。
仮面 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
なにとなくうすさむい、其処等そこらかすみも、遠山とほやまゆきかげすやうで
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
なにとなくあしいて、ぶらり/\と歩行あるいたが、住居すまゐ其処等そこら散歩さんぽをする
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
其処そこら火灯あかりで、夜眼にも、今宵は、紅をさした脣をだらしなく開けて、此方をあおのくようにして笑っているのが分る、私は外套とんびの胸を、女の胸に押付けるようにして、
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
そしてその晩も、あくる晩も、また翌る晩もその石碑のもとに野宿をして、じつと石碑の文字に惚々ほれ/″\してゐるので、馬はとうと腹を立てて、其処そこらくさぱらにごろり横になつた。
『百ねんてさうもかんでせうが、二十ねん其邊そこらびますよ。』ハヾトフはなぐさがほ
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
早速さつそくかねやとはれた其邊そこら舟子ふなこども幾人いくにんうをの如く水底すゐていくゞつて手にれる石といふ石はこと/″\きしひろあげられた。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
何しろ此の家の財産の目星めぼしい物といふ物が殘らずさらけ出してあるのだが、其れが始末好く取片付とりかたつけられてゐるから、其處そこらがキチンと締ツて清潔せいけつだ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
万歳の声が其那そこら一体——プラットフォームからも、停車場の中からも盛んに起ると間もなく汽車が着いたのでした。
昇降場 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
し一つ頭を捻向ねじむけて四下そこら光景ようすを視てやろう。
彼が切なる哀訴も従ひて憶出おもひいでらるれば、なほ往きかねて那辺そこらに忍ばずやと、風の音にも幾度いくたびかしらを挙げし貫一は
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
随処そこら尋ねんとて彼は又倉皇とつかは起ちぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)