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其処
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そこら
ふりがな文庫
“
其処
(
そこら
)” の例文
旧字:
其處
其処
(
そこら
)
の
火灯
(
あかり
)
で、夜眼にも、今宵は、紅をさした脣をだらしなく開けて、此方を
仰
(
あおの
)
くようにして笑っているのが分る、私は
外套
(
とんび
)
の胸を、女の胸に押付けるようにして
別れたる妻に送る手紙
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
そしてその晩も、
翌
(
あく
)
る晩も、また翌る晩もその石碑の
下
(
もと
)
に野宿をして、じつと石碑の文字に
惚々
(
ほれ/″\
)
してゐるので、馬はとうと腹を立てて、
其処
(
そこら
)
の
草
(
くさ
)
つ
原
(
ぱら
)
にごろり横になつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
“其処”で始まる語句
其処此処
其処等
其処辺
其処彼処
其処許
其処々
其処中
其処迄
其処是処
其処等中