“閑話休題”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
それはさておき40.0%
かんわきゅうだい15.0%
さて15.0%
あだしごとはさておき10.0%
あだしことばさておき5.0%
あだしごとはさておきつ5.0%
それはさて5.0%
それはとにかく5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
閑話休題それはさておき日和下駄の効能といわば何ぞそれ不意の雨のみに限らんや。天気つづきの冬の日といえども山の手一面赤土を捏返こねかえ霜解しもどけも何のその。
閑話休題かんわきゅうだい。その太田原の宗郷さんだが、褒められて増長したんだね。いつの間にか餓鬼大将になってしまった。尤も群鶏ぐんけいの一かくさ。
ガラマサどん (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
閑話休題さて、博士が、その押釦の一つを押すと、豆戦車の蓋がぽっかり明いた。博士はその穴から首を出して左右を見廻した。
馬琴の口真似をすると、閑話休題あだしごとはさておき、これからわたしが語ろうとするのは、その里見の家がほろびる前後のことである。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
閑話休題あだしことばさておき吉五郎は錠前ぢやうまへひらきて差出せしかば大岡殿自身に具足櫃のうち
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
閑話休題それはさて、夕陽新聞記者古市加十は、安南皇帝は日比谷公園の「鶴の噴水」の台座の下にいると一図に思い込み、この前代未聞の大特種をスクープしようと
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
閑話休題それはとにかく母子ふたり其處等そこらあるくと、いまつた、のお帳場ちやうばが、はしむかうの横町よこちやう一個ひとつあつた。無論むろん古道具屋ふるだうぐやなんです。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)