“霜解”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しもどけ75.0%
しもど25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
来年の二月頃までは霜解しもどけがして草鞋でも草履でもすべって歩けねえ、霜柱がハア一尺五寸位もありやんして、其の霜解の中を歩いてまいり
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
閑話休題それはさておき日和下駄の効能といわば何ぞそれ不意の雨のみに限らんや。天気つづきの冬の日といえども山の手一面赤土を捏返こねかえ霜解しもどけも何のその。
霜解しもどけの千束村のあぜを、梅の枝を持って通る人や、のろのろと歩む空駕からかごの人影がいかにも春先の点景らしく、うららかに動いて見えます。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
羽根はねは、くるまうえからさびしい霜枯しもがれの野原のはらました。田圃たんぼあいだとおみち霜解しもどけがして、ぬかるみになっていました。
東京の羽根 (新字新仮名) / 小川未明(著)