“鶴”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
つる78.4%
たづ7.2%
づる4.1%
かく2.1%
たず2.1%
(その他)6.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“鶴”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 詩歌(児童)1.7%
文学 > 日本文学 > 戯曲1.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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「――これは、そらね、これをこう折ッて、ここをこうすると、そうら、一つのつるが出来ますよ、そら今出来ますよ、そうら出来た」
〔出典〕初恋(新字新仮名)/矢崎嵯峨の舎(著)
親鸞 (つるのごとくやせている。白い、厚い寝巻を着ている。やや身を起こして脇息にもたれる)そのさきをもっと読んでおくれ。
〔出典〕出家とその弟子(新字新仮名)/倉田百三(著)
なおベシヤの例は、「大和恋ひいの寝らえぬにこころなくこのの埼にたづ鳴くべしや」(巻一・七一)
〔出典〕万葉秀歌(新字新仮名)/斎藤茂吉(著)
やまと恋ひらえぬにこころなくこの洲の崎にたづ鳴くべしや(文武天皇)
〔出典〕万葉集の恋歌に就て(新字旧仮名)/三好達治(著)
風のない日は縁側の日向ひなたへ出て来て、紙の折りづるをいくつとなくこしらえてみたり、秘蔵の人形の着物を縫うてやったり、曇った寒い日は床の中で「黒髪」をひくくらいになった。
〔出典〕どんぐり(新字新仮名)/寺田寅彦(著)
みすぼらしいモーニングを着た、寒がりのアフリカづる
〔出典〕博物誌(新字新仮名)/ジュール・ルナール(著)
それに、卯木と元成との、一ついの姿は、この庶民の沼底をすくッたような阿弥村では、鶏群中けいぐんちゅうの一かくみたいに、余りに人目立ってもいた。
〔出典〕私本太平記:03 みなかみ帖(新字新仮名)/吉川英治(著)
沈着、明眸めいぼう、ことば静かに話してなどいると、ひき込まれるような魅力があり、真に惚々ほれぼれする侍だが、わしはむしろ中国武士の鈍骨どんこつを愛する。鈍骨武士のなかに置いたら群鶏ぐんけいかくともいえるほど目立つ侍だろうが、それゆえに、敢えてわしは彼を
〔出典〕新書太閤記:03 第三分冊(新字新仮名)/吉川英治(著)
これやこの、知るも知らぬも逢坂の、行きかう人は近江路おうみじや、夜をうねの野に啼くたずも、子を思うかと哀なり。
〔出典〕ドナウ源流行(新字新仮名)/斎藤茂吉(著)
高島の神島山を見に来れば磯まの浦にたずさはに鳴く
〔出典〕墨汁一滴(新字旧仮名)/正岡子規(著)
「俊、つうちゃんの免状は何処にあったっけねえ。伯母さんにお目に掛けたら……まあ、あのも学校が好きでして、試験と言えば賞を頂いて参ります」
〔出典〕家:01 (上)(新字新仮名)/島崎藤村(著)
真実ほんとに、つうちゃんもよく来て下すった」とお延は嬉しそうに。
〔出典〕家:02 (下)(新字新仮名)/島崎藤村(著)
桜田へタヅなき渡る。愛知潟アユチガタ汐干にけらし。鶴なき渡る(黒人――万葉巻三)
〔出典〕叙景詩の発生(新字旧仮名)/折口信夫(著)
翁さび、人な咎めそ。狩衣、今日ばかりとぞ タヅも鳴くなる
〔出典〕翁の発生(新字旧仮名)/折口信夫(著)
私達は階上の大きな座敷に請ぜられると、○君舊知の妓チルさんが出て來て泡盛の杯を酌み、蜜柑等をむいて呉れる。
〔出典〕沖縄の旅(旧字旧仮名)/浜田青陵(著)
「……お前イヤー、……チル……」娘は背凭せを跨いでどすんと椅子のなかへ落ちこむと、おかしな節をつけて唄った。
〔出典〕金狼(新字新仮名)/久生十蘭(著)