“杜荀鶴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とじゅんかく50.0%
とじゆんかく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人窓外有芭蕉。これ人口に膾炙かいしゃする少杜しょうとの詩なり。またおも杜荀鶴とじゅんかくが、半夜燈前十年事。一時和雨到心頭
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
杜荀鶴とじゅんかくの鶴の画なんという変なものをも買わぬと限らぬいきおいで、それでも画のみならまだしもの事、彫刻でも漆器でも陶器でも武器でも茶器でもというように気が多い。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「半夜燈前十年事、一時和雨到心頭」といふ杜荀鶴とじゆんかくの七言絶句も、われ/\にはよく思ひ出される含蓄の深い漢詩の一つであるが、この作者の心頭に浮んだ追懷は
(旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
運が好ければ韓幹かんかんの馬でも百円位で買はふ気で居り、支那の笑話にある通り、杜荀鶴とじゆんかくの鶴の画なんといふ変なものをも買はぬとは限らぬ勢で、それでも画のみならまだしもの事
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)