“杜松”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねず50.0%
ひば25.0%
としょう8.3%
むろのき8.3%
ジューニパー8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある時どこかの山の峡を石ころが滑りおちてはげ山の斜面を滑りはりえにしだと杜松ねずの乱れた茂みに落ち込んだとしても、また或るとき
漁師 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
竹のまだ青々した建仁寺垣のめぐらされた庭の隅には、松や杜松ひばまじって、ぶち入りの八重の椿つばきが落ちていて、山土のような地面に蒼苔あおごけが生えていた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
さてこの夫婦ふうふうちまえにわに、一ぽん杜松としょうがありました。ふゆのことでしたが、おかみさんはこのしたで、林檎りんごかわいていました。
あんさん、お前さんのとこさ今度、杜松むろのきの小つちやな鉢を一つ持つて行かう。勉強しなさる机の端にでもおいて、本を
続生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
時にはフリントポンドの先の杉の林にいく。そこでは白っぽい青い実におおわれた木立がヴァルハラの宮殿の前に立つにふさわしく、地に這う杜松ジューニパーは実の多い花環で地面をおおう。あるいは沼地にゆく。