あんさん、お前さんのとこさ今度、杜松の小つちやな鉢を一つ持つて行かう。勉強しなさる机の端にでもおいて、本を
彼はかねて駿介に約束した杜松の鉢植ゑを持つて來てくれた。青の淡色で長方形の淺鉢に、二株の寄植ゑであつたが、それはいかにも可愛らしい小品だつた。
“杜松”の意味
《名詞》
ヒノキ科の植物「ねず」の漢名。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“杜松(ネズ)”の解説
ネズ(杜松、学名: Juniperus rigida)は、裸子植物マツ綱のヒノキ科ビャクシン属(ネズミサシ属)に属する常緑針葉樹の1種である。ネズミサシ(鼠刺)ともよばれ、これを標準名としていることも多い。別名として、他にムロ(榁)、トショウ(杜松)などがある。低木から高木で小枝は垂下し、触ると痛い尖った針葉が3輪生する。雌雄異株であり、"花期"は春、球果は翌年以降に熟し、多肉質で液果状(漿質球果)。本州、四国、九州、朝鮮半島、中国北部に分布し、尾根筋など痩せた土地に生育する。木材、薬用(球果は杜松子とよばれる)、観賞用(盆栽など)として利用される。ハイネズと同種とされることがあり、その場合、ここで解説しているネズの学名は Juniperus rigida var. rigida となる。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)