“杜甫”の読み方と例文
読み方割合
とほ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
杜甫とほの詩は、彫琢ちょうたくのみのあとが覗えるけれども、一方には思い切って、背を向けて立ち去る者の、あの爽やかさがある。
二十歳のエチュード (新字新仮名) / 原口統三(著)
漢書は蕪村の愛読せし所、その詩を解すること深く、芭蕉が極めておぼろに杜甫とほの詩想を認めしとは異なりしなるべし。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
西欧の詩人吾これをつまびらかにせず、東洋の古今ただ詩作家の少なからざるを見るのみ、真詩人の態度を得たるものあるを知らず、屈原くつげん陶潜とうせん杜甫とほ李白りはく
絶対的人格:正岡先生論 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)