“屈原”の読み方と例文
読み方割合
くつげん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多くそのときの季節や月日にちなんだ話であった。彼岸ひがんのことや屈原くつげんについての小話があったのを覚えている。私を除いた三人の先生が話をした。
西隣塾記 (新字新仮名) / 小山清(著)
西欧の詩人吾これをつまびらかにせず、東洋の古今ただ詩作家の少なからざるを見るのみ、真詩人の態度を得たるものあるを知らず、屈原くつげん陶潜とうせん杜甫とほ李白りはく
絶対的人格:正岡先生論 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
生きて甲斐かいない身の上だ、むかし春秋戦国の世にかの屈原くつげんも衆人皆酔い、我ひとめたり、と叫んでこの湖に身を投げて死んだとかいう話を聞いている
竹青 (新字新仮名) / 太宰治(著)