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杜切
ふりがな文庫
“杜切”の読み方と例文
読み方
割合
とぎ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とぎ
(逆引き)
少女のような声はただそれきりで
杜切
(
とぎ
)
れた。それから
昏睡
(
こんすい
)
状態とうめき声がつづいた。もう何を云いかけても妻は応えないのであった。
美しき死の岸に
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
手紙は書き終らずに
止
(
や
)
めたものらしく、引き
裂
(
さ
)
いた
巻紙
(
まきがみ
)
と共に文句は
杜切
(
とぎ
)
れていたけれど、読み得るだけの文字で十分に全体の意味を解する事ができる。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
二人の会話は、そこでまたもや
杜切
(
とぎ
)
れてしまった。帆村は次第につのり来る寒さに、外套の襟を深々とたて、あとは黙々として更けてゆく夜の音に、ただジッと耳を澄ましたのだった。
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
杜切(とぎ)の例文をもっと
(8作品)
見る
杜
漢検準1級
部首:⽊
7画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“杜”で始まる語句
杜
杜絶
杜鵑
杜若
杜撰
杜松
杜甫
杜氏
杜国
杜鵑花
“杜切”のふりがなが多い著者
西尾正
原民喜
永井荷風
中原中也
海野十三