“蕪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かぶ52.6%
かぶら38.6%
7.0%
タアナッブ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
但し弾機ばね一個不足とか、生後十七年、灰色のぶちある若き悍馬かんばとか、ロンドンより新荷着、かぶおよび大根の種子とか、設備完全の別荘
(新字新仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
蕪村とは天王寺かぶらの村ということならん、和臭を帯びたる号なれども、字面じづらはさすがに雅致ありて漢語として見られぬにはあらず。
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
昔の支那人は「帰らなんいざ、田園まさせんとす」とかうたつた。予はまだそれほど道情を得た人間だとは思はない。
入社の辞 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「そうではあるまい。お前なんか、要するに銀鮭シルバーサモンよ。どうしてもアメリカ人だと言い張るなら、腹を出して U.S.A. の刻印マークをみせろ。どうだ、ねえだろう、タアナッブめ」
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)