“雀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すずめ80.1%
すゞめ14.1%
がら1.6%
から1.0%
すヾめ0.5%
ささぎ0.5%
0.5%
さざき0.5%
すウずめ0.5%
スヾメ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大都会の近くには、烏とすずめしかいないもののように思っていたので、初めはずいぶん珍しかったが、もうすっかり馴れてしまった。
ウィネッカの秋 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
さいはひそのは十一時頃じごろからからりとれて、かきすゞめ小春日和こはるびよりになつた。宗助そうすけかへつたとき御米およねいつもよりえ/″\しい顏色かほいろをして
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
寡婦ごけさんは四十がらのやうによく喋舌しやべる女だつたから、会話を稽古するには、こんな重宝な道具は無かつた。
「ええ、うるせえ」とふよりはやくかゝりました。けれど四十からはもうどこにもえません。ちええ。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
 一すヾめがいふことにや
桜さく島:春のかはたれ (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
ではこれから、そちら二人と若郎子わかいらつこと三人のうち、大山守おおやまもりは海と山とのことをつかさどれ、ささぎはわしを助けて、そのほかのすべてのまつりごとをとり行なえよ。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
「や。ご承知くだされたか。さぞ兵どもも、躍りすることでしょう。一同よろこべ。おゆるしがあったぞ、おゆるしが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここに天皇詔りたまはく、「さざき吾君あぎことぞ、我が思ほすが如くなる」とのりたまひき。すなはち詔り別けたまひしくは、「大山守の命は、山海うみやまの政をまをしたまへ。 ...
すウずめすずめすずめらは
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
勧学院クワンガクヰンスヾメ蒙求モウギウサヘヅル」ということわざがありました。今でいえば「大学の雀マルクスを囀る」といったようなものです。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)