“山海”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんかい80.0%
うみやま20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「明後日、立ってくれ。何しろ遠隔だし、知っての通り途中の山海さんかいには賊の出没もまま聞くところだ。で、君を見込んでやるのだから、しっかり頼む」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは山海さんかいの珍味づくしだった。車えびの天ぷら。真珠貝の吸物、牡牛おうしの舌の塩漬しおづけ羊肉ひつじにくのあぶり焼、茶ののおひたし、松茸まつたけ松葉焼まつばやき……いや、もうよそう。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ここに天皇詔りたまはく、「さざき吾君あぎことぞ、我が思ほすが如くなる」とのりたまひき。すなはち詔り別けたまひしくは、「大山守の命は、山海うみやまの政をまをしたまへ。 ...