“山海関”の読み方と例文
読み方割合
さんかいかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奇術師になった三人は、多くの荷物を持って、大連だいれんから船で、山海関さんかいかんに渡りました。山海関から先は、奇術をやりながら行くのです。
金の目銀の目 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
満州を占領して満州国を作った日本軍は、山海関さんかいかんに手をつけたと思ったら、万里ばんりの長城を越えて華北かほくに侵入した。今度は支那にはいって行くつもりか。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
近衛師団は全国の精鋭を集めしかもまさに山海関さんかいかん方面に向はんとせりとの風説ありき。ここにおいてか新聞記者は四方より集まりて我も我もと従軍を希望してまず。
従軍紀事 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)