“海山”の読み方と例文
読み方割合
うみやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「少納言の御芳志は海山うみやまじゃ。泰親もよみがえったような心地がする。お身も大事の使いを果たしてくれて、いこう大儀であった」
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
巫女 今日きょう、今夜——唯今の事は、海山うみやま百里も離れまして、このあねさまも、知りますまい。姥が申上げましょう。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もしわたしがければ、この着物きものをぬいでおまえげよう、そしてわたしのせいたかさだけの大きなかめにさけをなみなみって、海山うみやまのごちそうを一通ひととおりそろえて、おきゃくんでやろう。
春山秋山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)