“逆流”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎゃくりゅう66.7%
ぎやくりう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
からだ中の血潮ちしおが、ドキドキと逆流ぎゃくりゅうするようだ。とてもジッとしていられない。が、さりとて、妙に体が硬張こわばって、声を立てることも、動くことも出来ない。
香水紳士 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
アンを自分の妻君だと信じていた仏天青は、全身、血が一時に逆流ぎゃくりゅうを始めたような気がした。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
是迄これまで虚心きよしん平氣へいきで、健全けんぜんろんじてゐたが、一てう生活せいくわつ逆流ぎやくりうるゝや、たゞちくじけて落膽らくたんしづんでしまつた……意氣地いくぢい……人間にんげん意氣地いくぢいものです、貴方あなたとても猶且やはりうでせう
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
逆流ぎやくりうしてたのである。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)