“硬張”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こわば71.0%
こはば21.0%
こはゞ6.5%
こわばら1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石川孫三郎の顔は硬張こわばりました。何と言おうと、どう誤魔化ごまかそうと、この悪戯いたずらは、屋敷内に住んでいる者の仕業でなければなりません。
石川孫三郎の顏は硬張こはばりました。何と言はうと、どう誤魔化ごまかさうと、この惡戯いたづらは、屋敷内に住んでゐる者の仕業しわざでなければなりません。
恐ろしい失望とも屈辱ともつかぬ感情が、三人の顏を硬張こはゞらせます。白痴にうまうまと擔がれた馬鹿々々しさを、つく/″\感じ入つたのでせう。
蚕の或物はその蒼白あおじろ透徹すきとおるようなからだ硬張こわばらせて、細い糸を吐きかけていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)