“こはば”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コハバ
語句割合
硬張72.2%
11.1%
強張11.1%
小幅5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
達二はどこまでも夢中で追ひかけました。そのうちに、足が何だか硬張こはばって来て、自分で走ってゐるのかどうかわからなくなってしまひました。
種山ヶ原 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
雑木の葉は皆さはれば折れさうにこはばつて、濃く淡く色づいてゐた。風の無い日であつた。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
お關の表情も、さすがに強張こはばつて行きます。
帯は小倉の小幅こはば。木綿の股引をキッチリとはき、白足袋に麻裏という粋な着つけ。
顎十郎捕物帳:22 小鰭の鮨 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)