“ごわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
44.4%
御座22.2%
五把11.1%
11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「しかし、峰丹波をはじめ、相当手ごわいところがそろっておりますとのこと」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「お嬢様、マア貴嬢あんたのような人は御座ごわりませんぞ、神様のような人とは貴嬢のことで御座ござりますぞ、感心だなア……」
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
節句のちまき貰いしが、五把ごわうちささばかりなるが二ツありき。あんず、青梅、すももなど、幼き時は欲しきものよ。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「ちと今夜ののは手ごわいと見える」肘枕をしている武士なのであったが、こういうと荒淫の女の唇を、連想させるに足るような赤い薄手の受け口めいた唇を、いよいよ上へそらすようにした。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
驚いたのは、其の土橋どばしが、あぶなつかしくこわごわれに成つて居た事では無い。
貴婦人 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)