“えら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:エラ
語句割合
31.0%
26.0%
13.5%
11.5%
6.2%
2.8%
1.4%
1.4%
1.2%
0.5%
0.4%
0.4%
0.4%
0.4%
0.3%
0.3%
0.3%
0.3%
非常0.3%
0.1%
0.1%
夥多0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
恵良0.1%
沢山0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハイカラな新式な美しい女門下生が、先生! 先生! と世にもい人のように渇仰して来るのに胸を動かさずに誰がおられようか。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
ジサ女、年中何の月にも属せず、太陽天にまって動かぬと信ぜらるる日をび、身にったのみ故、裸とも著衣とも言えぬ。
そして、ひすいのをたくさんっているものほどわれましたばかりでなく、そのは、幸福であるとされたのであります。
ひすいを愛された妃 (新字新仮名) / 小川未明(著)
に一種の研究所を設けて、そ五、六名乃至十名の学者をび、に生涯安心の生計を授けて学事の外に顧慮する所なからしめ
人生の楽事 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
博物館にはさんのつてゐるように、種々品物べてありますが、たいていはある種類のものばかりをんで、陳列してあるのです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
眺めるだけにあき足りず、つついて見たり、ちょっとをあけて見たり、どうもそんななのです。先ずはオセッカイと言うべきでしょう。
凡人凡語 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
ずるに其人をめば黜陟らかにして刑罰らざるなくに百姓をして鼓腹歡呼せしむざに曰其人を知らんと欲すれば其の使ふ者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
これを以て蛇色は地を逐い茅兎(茅の中に住む兎)は必ず赤く鷹の色は樹に随うと概論したはなかなかい。
「嘘をおいいなさい。松江の鱸は、かならずが四つあります。そのほかの鱸は二つしかありません。見てごらんなさい」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
車夫「何しろ昨日沢渡までの仕事で、くバアーテルから、女客でも何うもとても挽けねえよ」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
伊「花里さん、もうとだから辛抱しておいでよ、ちょいと首を出して御覧、品川はあんなに遠くなったから、此処まで来れば大丈夫だ、らはくなったぜ」
東坡巾先生は叮嚀にその疎葉を捨て、中心部のいところをんで少しべた。自分はいきなり味噌をつけて喫べたが、しくいがめられないものだった。
野道 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
われは數題中に就いて其一をみ取る自由あり。初なる一紙には侍奉紳士と題せり。こは人妻ふる男を謂ふ。中世士風の一變したるものなるべし。
「あれ、さよぢや御座りやせんけれど、那裏のお客様は黙つてゐらつしやる方が多う御座りやす。さうして何でもお連様にいらしやるで、それを、まあう待つておなさりやす」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
是を脊負うのはい者だといって手下の者が皆寄ったが持てぬから「手前これを脊負って歩くか」「歩けますが、此の通り足をらしたから仕様が有りません」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
如何さま、それで善う解りましたじや。い御深切な事で、間もさぞ満足ぢやらうと思ひまする。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
海「い事を知っているな、困ったな、いわ知られた上は是非がないが、あれは一寸その只ほんの気晴しに女子を愛すので、楽しんで淫せずでな」
良人が注文して彫らせた観音さまで金無垢でがんすから、しにしてもく金になると、良人も云えば人さまも云いやすが、金才覚の出来るまで三円の抵当に此の観音さまをお厨子ぐるみ預かって
『お吉や、この娘さん達はな、そら俺がよく話した南部の村の、以前非常い事世話になつた家の娘さん達でな。今度是非東京へ出て一二年奉公して見たいといふので、一緒に出て来た次第だがね。これは俺の嬶ですよ。』
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「述懐は一種の慰藉なりサ、人誰か愚痴なからんやダ、君とても口にこそいことを吐くが、雄いことを吐くだけ腹の底には不平が、いて居るんだらう」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
ほんたうに前の奥様はナカ/\い、好い方で御座いました、御容姿もスツキリとした美くしいお方で——梅子さんが御容姿と云ひ、御気質と云ひ、阿母さんソツクリでつしやいますの
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
今度間がああ云ふ目に遭うたから、俺は猶更い目に遭はうと謂うて、心配してくれるんか、あ?
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
村の者が江戸の大尽だか知んねえけんど、えもんだ、田舎には沢山ねえ法事だっけッて、村のえもんや子供をばって餅いえたり、銭い撒えたりして、坊さまを夥多呼んで、した法事だって
馬「木地で化粧なしで綺麗だから、何うも得て何処か悪いの有るもんだが、こりゃア疵気なしのい玉で」
それにも心にかけて、此の畠や田地をがに譲ってもが知れてるから、めて金でも遣るべえと思って、己が身の上ではく貯めた積りだが、父様の脇差も汝より他に譲るものはねえ
而して恋愛の本性をにするは、古今の大詩人中にても少数の人能く之を為せり、美は到底説明し尽くすべからざるものにして、恋愛のに含める美も、到底説明しるまでには到ること能はず
「歌念仏」を読みて (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
野田は天草の家老野田美濃で、切米取りに召し出された。四月二十六日に源覚寺で切腹した。介錯は恵良半衛門がした。津崎のことは別に書く。小林は二人扶持十石の切米取りである。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
婆「有難う…おや/\まアれだけおくんなさいますか、まア此様沢山結構なお菓子を」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ねえぞ仕事りや毎日かうだ」勘次梅干しづゝらした。辨當きてから勘次をおつぎへんでやつた。さうして自分でも一たべた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
保護色のような薄絹の手袋。暗褐色に赤に横縞のあるアンクル・サックス。色眼鏡。魚ののように赤いガーター。
新種族ノラ (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
背及び腹にのようなものが附いている。魚の形と見られぬこともないが、より多く涙が結晶した形と見る方が生きて眼に映る石の形であった。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)