“連様”の読み方と例文
旧字:連樣
読み方割合
つれさま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
米「何ですねえ志丈さん、貴方あなたはお連様つれさまもありますからまアいじゃアありませんか、お泊りなさいな」
不図ふとある宿屋へ着くと、婢女じょちゅうが、二枚の座蒲団を出したり、お膳を二人前えたりなどするので「おれ一人だよ」と注意をすると、婢女じょちゅうは妙な顔をして、「お連様つれさまは」というのであった
因果 (新字新仮名) / 小山内薫(著)
「あれ、さよぢや御座りやせんけれど、那裏あちらのお客様は黙つてゐらつしやる方が多う御座りやす。さうして何でもお連様つれさまぢきにいらしやるはずで、それを、まあえらう待つておいでなさりやす」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)