“女客”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
をんなきやく40.0%
おんなきゃく40.0%
おんな20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
絵師の家の主人が出て木戸の錠をおろして出掛けて行つた。先刻さき女客をんなきやくの行つたと同じやうにまた石段からぐ隠れてしまつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
荒削あらけずりの板を切り組んだ風呂で、今日は特に女客おんなきゃくの為め、天幕てんまくのきれを屏風びょうぶがわりにれてある。好い気もちになって上ると、秋の日は暮れた。天幕にはつりランプがつく。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
車夫「何しろ昨日きのう沢渡までの仕事で、えらくバアーテルから、女客おんなでも何うもとても挽けねえよ」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)