“おんなきゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女客66.7%
婦人客33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荒削あらけずりの板を切り組んだ風呂で、今日は特に女客おんなきゃくの為め、天幕てんまくのきれを屏風びょうぶがわりにれてある。好い気もちになって上ると、秋の日は暮れた。天幕にはつりランプがつく。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
逗留とうりゅう二十五日間の印象記という種類に属すべきもので、プレヴォーのは滞在ちゅうの女客おんなきゃくにあてたなまめかしい男のふみだから、双方とも無名氏の文字それ自身が興味の眼目である。
手紙 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
と、お三輪が湯をしに来合わせて、特に婦人客おんなきゃく背後うしろへ来て、きまりの悪そうに手をいた。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)