『凡人凡語（ぼんじんぼんご）』

その子は、ぼくを嫌っています。いや、たしかに憎んでいるのです。 今子供と言いましたが、もう子供じゃないのかも知れない。戦後子供の背丈がにょきにょきと向上して、どこで大人と子供の区別をつけるのか、どうも判らなくなって来たようです。言うことは子 …

著者	梅崎春生
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「新潮」新潮社、1962（昭和37）年6月
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約31分（500文字/分）
朗読目安時間	約52分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

上（うわ） 渉（かかわ） 平和（ひらかず） 翳（かげ） 鬱（うつ） 嘉（よ） 風（ふう） 訊（たず） 気（け） 箪笥（たんす） 痙攣（けいれん） 肴（さかな） 舐（な） 薬罐（やかん） 蟹（かに） 覚醒（かくせい） 醒（さ） 醤油（しょうゆ） 顎（あご） 魚籠（びく） 鰓（えら） 眉間（みけん） 相槌（あいづち） 痛痒（つうよう） 狷介（けんかい） 瀟洒（しょうしゃ） 歯牙（しが） 昏睡（こんすい） 撫（な） 提（さ） 掴（つか） 惣菜（そうざい） 廃（すた） 夜更（よふ） 儲（もう） 体（てい） 伝手（つて）