“儲”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
もう75.7%
まう13.5%
もうけ4.1%
もうか1.7%
たくわ1.4%
まうけ1.4%
0.7%
0.3%
たくは0.3%
ちょ0.3%
(他:2)0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“儲”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語28.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
僕が帰ることになったとき、先に払った同人費をかえすからというとき、僕は心の中で、五円もうかった、と叫んだのです。
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)
しかし宗助の邸宅を売ってもうけたと云われては心持が悪いから、これは小六の名義で保管して置いて、小六の財産にしてやる。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
かうして一年生から六年生まで、みんないつしよに働いて、とても良いことをして、それで一人が八銭づつもまうけたのでした。
栗ひろひ週間 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
ゴロ/\と叩けば五五の二十五文まうかつた、といつた塩梅あんばい咄家はなしかのやうな道化た口調で話して聞かせ
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
足許あしもとを見て買倒かいたおした、十倍百倍のもうけおしさに、むじなが勝手なことをほざく。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
見たところ派手でハイカラでもうけの荒いらしいその商売が、一番自分の気分にふさっているように思えた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
あとで売れば何のくらいもうかったか知れねえのに、惜いことをした、此の人は、う云う気だから力を落さねえのだな
「金か……」商人は、わざと笑った。「なあ、ペーター・ヤコレウイチ、二人の若いのをのせてやりゃ、金はらくらくともうかるじゃないか。」
(新字新仮名) / 黒島伝治(著)
第二には仏蘭西の本邸にたくわえてある東洋の書画載籍しょがさいせきの整理を依嘱するため適当な日本人をさがして本国へ同行したいという事を語った。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そこに倉があって三十石にあまる粟がたくわえてあった。
阿繊 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
醉月が忙しいばかりでは無い、大阪中が何となくざわざわして、ぼろいまうけをしたのか儲けそこなつたのか、何れも昂奮して血眼になつて居るやうだつた。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
一日も早く砲火ひぶたを切つて私共わたしどもまうけさして下ださい
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
新吉は微温ぬるい茶をんで出しながら、「あたしなんざ駄目です。小野君のように、体に楽をしていて金をける伎倆はたらきはねえんだから。」
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
他の村人が、あまり値段ねだんが高いじゃないかと注意したら、売り主の曰く、そりゃちったア高いかもんねえが、何某なにがしさんは金持かねもちだもの、此様な時にでもちったうけさしてもらわにゃ、と。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
稼ぎめて帰る労働者だが、細君や娘は耳、鼻、首、腕、手足の指まで黄金きんづくめ宝石づくめの装飾で燦燦きらきらして居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
太平聖恵方の完本は、躋寿館せいじゆくわんに永正中の鈔本の覆写本があつた。其刊本は同館に七十三、七十四、七十九、八十、八十一の五巻をたくはへてゐたのみである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
永楽帝のちょを立つるに当って、丘福きゅうふく王寧おうねいの武臣こころを高煦に属するものあり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
蒲「その後はどうですか、何か当時は変つた商売をお始めですな――まうかりませう」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
かうしてオフし立てたみこが、聖格を顕現して、ひつぎのみこにけ備り、ひのみこに至られることを望む様になるのは、自然の勢ひだが、必しもさうした希望を以て、お育てしてゐるのではなかつた。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)