“たくは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
56.7%
40.0%
1.7%
1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
分けて下さると仰しやいますので、小さい店でも持つた時の爲に少しづつはたくはへもふやし、商賣の駈引も見習つて置き度いと存じます
ふところには小錢こぜにたくはへてくことも出來できるのであつたがかれくコツプざけかたむけたのでかれふところけつして餘裕よゆうそんしてはなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
太平聖恵方の完本は、躋寿館せいじゆくわんに永正中の鈔本の覆写本があつた。其刊本は同館に七十三、七十四、七十九、八十、八十一の五巻をたくはへてゐたのみである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
殊に詩人たらんものは、庭の花をも茨の實をも知り、天上の灝氣かうきにも下界の毒霧にもはうつ鳥をたくはへではかなはずといふ。我。かくの如く詩人を觀んは、卑きに過ぐるには非ずや。友。