“協”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あわ41.7%
かな41.0%
あは12.5%
2.8%
かなは0.7%
きょう0.7%
アワ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも貴公は、きゃつらに何の怨みもないか! いやさ、吾々と力をあわせて、そのうらみを思い知らせてやるという気が起こらぬのか
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
深く且つかたき基礎を有せり、進歩も若し此れにかなはざるものならば進歩にあらず、退守も若し此れにあはざるものならば退守にあらず。
国民と思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
鳶の者と彌次馬と、近所の衆とが力をあはせて、それをようやく救ひ出した時、平次と八五郎は若駒のやうに、泡を噛んで飛び付きました。
で、三人が三つの煩悩を追って、銘めい、各その方面で求めるものを掴み、他日なんらの形でその力をわせて、煩悩出羽に立ち向かおうというので。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
話し實意を打明うちあけて御願ひ申なば命乞いのちごひの事かなはぬ儀は有まじ然なり/\と其儘駈出かけいだして見付驛なる可睡齋かすゐさいの臺所へ駈込かけこみ三五郎は手をつき何卒御住持樣ぢうぢさまに御目通りを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
帝には、なお、複雑な憂悶ゆうもんがあったのである。何后のほかに、王美人という寵姫があって、その腹にも皇子のきょうが生れた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
近来、巨虎キョコ、峠ニ現ワレ、頻々ヒンピントシテ人命ニ害ヲナス。官民、捕殺ニ力ヲアワストイエドモ、虎爪コソウ血ニ飽カズ、惨害日ニ増スノミナリ。単身ノ旅ハツツシミ、近辺ノ民モソレ心セヨ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)