“駈込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かけこ82.6%
かけこみ4.3%
かけこん4.3%
かけこま4.3%
かっこ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大きな雨になったので、坂をあがりつめた処にあった家の簷下のきした駈込かけこんでみると、その戸口に半紙はんしってあるのが見えた。
指環 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ころして我も死ぬ覺悟かくごなりとよばはらせ其處へ我々駈込かけこみ種々しゆ/″\詮議せんぎして菊が口より云々しか/″\いはせんは如何にやと申ければ三人是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
はげまして宜々よし/\お節是からは御家老邸からうやしき駈込かけこんで藤八が命をまといま一度御願申て此公事を引繰返ひつくりかへさで置べきや然樣さうぢや/\と立上るを私もともに命を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見てにげ出し御奉行所へ駈込かけこまんと心懸こゝろがけてぞ居たりける又宅番に當りし長屋の者共代々かはる/″\に來りてはひまに任せてうはさをなすに當座利合りあひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おやマア何とまア見違え申しやすようにでかくおなんなすってマア、何処においでなせえましたかえ、五六日めえに勇助どんがおらうち駈込かっこんで来ましてネ、お嬢さまは此方へねえかと云うから