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宜々
読み方 | 割合 |
よし/\ | 50.0% |
よい/\ | 50.0% |
勵まして
宜々お節是からは御
家老邸へ
駈込で藤八が命を
的に
今一度御願申て此公事を
引繰返さで置べきや
然樣ぢや/\と立上るを私も
倶に命を
打
捨られしならん何時が命日やら一向分らず定めて娘は
迷うて居る事にやと思へば
涙の
乾く
間も御座りませんと人目も
恥ず
泣居たるに越前守殿も甚だ氣の
毒に思はれ
扨々非道の致し方なり
宜々程なく吟味を
鶴の
彫と聞より治助大に
悦び
宜々夫だぞ賣人は
誰だ/\十兵衞
待なせへよ三間町の
虎松に相違は無いとて
原田の前に
出彼の脇差は淺草三間町の虎松と申す者より買入しに
相違御座りませぬと
云ば原田
然らば御用は
無引取と申渡すに十兵衞は
有難しと家主
諸共引取ける斯て原田大右衞門コレ
幸藏此治助を
申立るにぞ原田
始め一同笑ひに
堪兼最宜々林藏が
戻り次第に
早々知せろコリヤ
家主嘉右衞門林藏が歸りしならば
早速に
同道せよと申付られ
引取所へ林藏は
立戻りし故に
家主嘉右衞門は林藏に
斯と申
聞ければ林藏は
何事やらんと
怖々ながら
其所へ出れば
町方役人村役人二人共
附添手先の者は
立働き一
同居並んで居る故只
肝を