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扨々
ふりがな文庫
“扨々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さてさて
75.0%
さて/\
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さてさて
(逆引き)
扨々
(
さてさて
)
、御不音ひさし。その後は、侘びられつつも、華雲殿このかた、拝面の機もめぐまれず、遺憾しごく。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
皮を鑢の下に敷いて
鏨
(
たがね
)
で刻んで
颯々
(
さっさつ
)
と出来る様子だから、私は
立留
(
たちどまっ
)
て
之
(
これ
)
を見て、心の中で
扨々
(
さてさて
)
大都会なる
哉
(
かな
)
、途方もない事が出来るもの哉、自分等は夢にも思わぬ
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
扨々(さてさて)の例文をもっと
(3作品)
見る
さて/\
(逆引き)
切りて
迯行
(
にげゆき
)
候と申けるに奧田殿
扨々
(
さて/\
)
夫
(
それ
)
は
惜
(
をし
)
き事なり然らば切たる袖は後の證據とならん是へとて右の袖を見らるゝに
辨慶縞
(
べんけいじま
)
の
單物
(
ひとへもの
)
古
(
ふる
)
きを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
知ぬとは
扨々
(
さて/\
)
可笑や/\と笑ひ狂ふにぞ越前守殿
然
(
さ
)
も有べし
當人
(
たうにん
)
は如何にも
亂心
(
らんしん
)
の
體
(
てい
)
ゆゑ入牢申付ると
云渡
(
いひわた
)
されけり其後又奉行所へ梅を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
扨々(さて/\)の例文をもっと
(1作品)
見る
扨
漢検1級
部首:⼿
6画
々
3画
“扨”で始まる語句
扨
扨置
扨〻
扨又
扨居
扨措
扨而
扨肥後
“扨々”のふりがなが多い著者
作者不詳
福沢諭吉
国枝史郎
吉川英治