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鏨
ふりがな文庫
“鏨”の読み方と例文
読み方
割合
たがね
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たがね
(逆引き)
離屋の壁の中に隱した小判は、極印がなくて使へないので、番頭の善七は
鏨
(
たがね
)
の極印を
拵
(
こさ
)
へて、その小判に打つつもりだつたんだらう。
銭形平次捕物控:165 桐の極印
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
が、今は他のものを
装
(
も
)
る
器具
(
うつわ
)
でない。瓜はそのまま天来の瓜である。従って名実ともに
鏨
(
たがね
)
は冴えた、とその道のものは云った。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「櫻材をもつて模型をつくり數多の
鑢
(
やすり
)
と
鏨
(
たがね
)
をあつらへ、銅又は眞鍮を用ひて、長方形大小各種の種字を作りだし」云々。
光をかかぐる人々
(旧字旧仮名)
/
徳永直
(著)
鏨(たがね)の例文をもっと
(16作品)
見る
“鏨”の解説
鏨(たがね、chisel)とは、金属や岩石を加工するための工具の一種。鋼鉄製でMy Pedia、一般的につち(ハンマー)とともに用いる。たがね とひらがなで表記されることが多い。漢字では鏨と書く。
なお、英語ではchiselという用語で呼ぶが、chiselは日本語の「たがね」と「のみ(鑿)」を含んでおり、欧米の用語では一般に、金工用と木工用を区別をせず呼んでいる。
(出典:Wikipedia)
鏨
漢検1級
部首:⾦
19画
“鏨”を含む語句
一鏨
鏨屑
鏨箪笥
鑿鏨
“鏨”のふりがなが多い著者
徳永直
小栗虫太郎
福沢諭吉
泉鏡太郎
谷崎潤一郎
上田敏
泉鏡花
野村胡堂
森鴎外
岡本かの子