“鑢”の読み方と例文
読み方割合
やすり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「左樣、やすり一梃のこん仕事だから、先づ一生懸命に打ち込んでも、延べにして一千日——つまり一人の力では三年くらゐかゝりませう」
この果実を植える時砥石あるいはやすりでその頭を磨り破るか、あるいは焙烙ほうらくで炒って置くときは、水が滲み込み易い故早く芽が出ます。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
『師匠。……すみません。これから、自分の愚鈍へもやすりをかけて、なお、一生懸命にやりますから、どうか、もっと叱って下さいまし』
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)