“やすり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
91.2%
5.3%
安利3.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この果実を植える時砥石あるいはやすりでその頭を磨り破るか、あるいは焙烙ほうらくで炒って置くときは、水が滲み込み易い故早く芽が出ます。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
一日がかりでシュタイクアイゼンにやすりをかけたり、靴の曲った釘を打ちかえたりするような、はたから見るとたわいもない労力までが、もう岩角へとっついたように緊張させる。
藩にて廉潔れんけつの役人と称し、賄賂わいろ役徳をば一切取らずとて、人もこれを信じみずからこれを許す者あれども、町人がこの役人へ安利やすりにて金を貸し、またはわざ高利こうりにてその金を預り
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)