“鑪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やすり75.0%
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は製罐部の護謨塗機ライニング・マシンの壊れた部分品を、万力台バイスにはさんで、やすりをかけていた。——足場の乗りが一分ちがったとする。その時チエンがほぐれて……。
工場細胞 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
一日がかりでシュタイクアイゼンにやすりをかけたり、靴の曲った釘を打ちかえたりするような、はたから見るとたわいもない労力までが、もう岩角へとっついたように緊張させる。
職人の手のうちにあるのごとく、であり、またいかなるものも特別なる許しあるに非ざればこれを読みもしくは書くことを得ざるなり、である。