扨々さて/\)” の例文
切りて迯行にげゆき候と申けるに奧田殿扨々さて/\それをしき事なり然らば切たる袖は後の證據とならん是へとて右の袖を見らるゝに辨慶縞べんけいじま單物ひとへものふるきを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
知ぬとは扨々さて/\可笑や/\と笑ひ狂ふにぞ越前守殿も有べし當人たうにんは如何にも亂心らんしんていゆゑ入牢申付ると云渡いひわたされけり其後又奉行所へ梅を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
申か扨々さて/\大膽たいたんなる奴かなしからば證人を呼出よびいだし引合せんとて下役へ差※さしづあれば武藏屋長兵衞紙屑屋長八の兩人白洲へ呼び込みになり其所そこへ罷り出るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)