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さてさて
ふりがな文庫
“さてさて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
扨々
60.0%
扨〻
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
扨々
(逆引き)
感付かぬとは
扨々
(
さてさて
)
笑止、が、そこがこっちの付目、人目あっては嬲殺しは出来ぬ、今は二人だ、二人ばかりだ、逃がそうとて拙者は逃げぬ、逃げようとて
汝
(
おのれ
)
逃がさぬ、薮を盾に人目を遮り
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
紙入
(
かみいれ
)
にするとか
莨入
(
たばこいれ
)
にするとか云うようなソンナ珍らしい品物を、八畳も十畳も恐ろしい広い処に敷詰めてあって、その上を靴で歩くとは、
扨々
(
さてさて
)
途方もない事だと実に驚いた。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
さてさて(扨々)の例文をもっと
(3作品)
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扨〻
(逆引き)
政元からいえば、どうも変だ、少し怪しい、などといっている奴は、
何時
(
いつ
)
までも雪を白い、烏を黒いと、退屈もせずに同じことを言っている
扨〻
(
さてさて
)
下らない者どもだ、と見えたに
疑
(
うたがい
)
ない。
魔法修行者
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
此頃、
みよふ
(
妙
)
な岩に行かなぐり上りしが、ふと四方を見渡たして思ふニ、
扨〻
(
さてさて
)
世の中と云ものハ
かきがら
(
牡蠣殼
)
計である。人間と云ものハ世の中のかきがらの中ニすんでおるものであるわい、おかし/\。
手紙:062 慶応三年四月初旬 坂本乙女あて
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
さてさて(扨〻)の例文をもっと
(2作品)
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