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莨入
ふりがな文庫
“莨入”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たばこいれ
61.9%
たばこい
38.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たばこいれ
(逆引き)
落した大事な
莨入
(
たばこいれ
)
を、田町の自身番からの差紙で、取りに来いといわれた時でさえ、病気と偽って弟子の秀麿を代りにやったくらい。
歌麿懺悔:江戸名人伝
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
何と気を変えたか、宗匠、今夜は大いに
侠
(
いな
)
って、
印半纏
(
しるしばんてん
)
に三尺帯、但し
繻珍
(
しゅちん
)
の
莨入
(
たばこいれ
)
に
象牙
(
ぞうげ
)
の筒で、内々そのお
人品
(
ひとがら
)
な処を見せてござる。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
莨入(たばこいれ)の例文をもっと
(26作品)
見る
たばこい
(逆引き)
和泉屋は、
羅紗
(
ラシャ
)
の
硬
(
こわ
)
そうな中折帽を脱ぐと、軽く
挨拶
(
あいさつ
)
して、そのまま
店頭
(
みせさき
)
へ腰かけ、気忙しそうに帯から
莨入
(
たばこい
)
れを抜いて莨を吸い出した。
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「親分の死骸の上に麗々と載せてあった
莨入
(
たばこい
)
れ、
毎
(
いつ
)
も鼻猪之が腰から放さぬ品で、そればかりか印入りの
提灯
(
ちょうちん
)
までこれ見よがしに置いてございました」
無頼は討たず
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
莨入(たばこい)の例文をもっと
(16作品)
見る
莨
漢検1級
部首:⾋
10画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“莨”で始まる語句
莨
莨盆
莨屋
莨煙
莨店
莨火
莨灰
莨烟
莨箱
莨菪
検索の候補
巻莨入
叺莨入
此莨入
蒲簀莨入
“莨入”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
三上於菟吉
徳冨蘆花
山本周五郎
吉川英治
徳田秋声
福沢諭吉
岡本かの子
泉鏡花
上村松園