“羅紗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らしゃ51.2%
ラシャ31.0%
らしや16.3%
ラシヤ1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
扉(ドア)に背を向けているのは若い院長の健策で、糊(のり)の利(き)いた診察服の前をはだけて、質素な黒羅紗(らしゃ)のチョッキと、ズボンを露わしている。
復讐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
金六が懐から出して見せたのはその頃では申分のない贅沢(ぜいたく)とされた、黒羅紗(ラシャ)の懐ろ煙草入、銀延(ぎんのべ)の細い煙管(きせる)まで添えてあったのです。
そこは青木さんの弟さんの部屋にしてあると見えて、青い羅紗(らしや)のかゝつた一閑張(いつかんばり)の机の上に、英語の辞書やインキ壺なぞが置いてあつた。
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
爲替相場(かはせさうば)が騰(あが)ることは日本(にほん)の通貨(つうくわ)の對外價値(たいぐわいかち)が上(あが)ることであるから外國(ぐわいこく)から直接(ちよくせつ)輸入(ゆにふ)せらるゝものは悉(こと/″\)く値段(ねだん)が安(やす)くなる、一ヤール五圓(ゑん)の羅紗(ラシヤ)が五圓(ゑん)五十五錢(せん)であつたものが
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)