“粗羅紗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そらしゃ50.0%
あららしや25.0%
フリイズ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
燕尾服えんびふくもあれば厚い粗羅紗そらしゃを着た農夫もあり、じゅをかけた人もあれば、スラッとせた若い軍医もありました。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
どの生徒も染めたキャラコの紐のついた、粗末な麥稈帽子むぎわらばうしと灰色の粗羅紗あららしやの外套を着てゐた。私も同じ服裝をして、列について戸外に出た。
老人は古びた青天鵞絨を、少年は青い帽子に粗羅紗フリイズの上衣をきて、頸には青い珠の珠数をかけてゐる。二人のうしろには、半ば木の間にかくれた、小さな修道院がある。