“綬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅ33.3%
きれ22.2%
じゆ22.2%
ゆる11.1%
リボン11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
燕尾服えんびふくもあれば厚い粗羅紗そらしゃを着た農夫もあり、じゅをかけた人もあれば、スラッとせた若い軍医もありました。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
赤い織色のきれに丸形な銀のしるしを胸に光らせた人々が続々通る。巡査は剣を鳴して馳廻かけまわっておりました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
すると赤と白のじゆをかけたふくろふの副官が笑つて云ひました。
かしはばやしの夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
此状で見ると将門が申訳まをしわけの為に京に上つた後、郷にかへつておとなしくしてゐた様子は、「兵事を忘却し、弓弦をゆるくして安居す」といふ語に明らかにあらはれてゐる。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
そのリボンは青に黄のふちを取ったもので一等二等に区別されてあるそうな。
話の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)