“リボン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:りぼん
語句割合
飾紐63.6%
絹紐18.2%
9.1%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
めでたき飾紐リボンあまた買はるべし、その黒き髮にうつりきものをえらみ試みんは、いかに樂かるべきぞなど、繰返して説き勸めつ。
濃いむらさき絹紐リボンに、怒をあつめて、ほろくぐるときにさっとふるわしたクレオパトラは、突然と玄関に飛び上がった。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
とんとんと二段踏むと妹の御太鼓おたいこ奇麗きれいに見える。三段目に水色のリボンが、横に傾いて、ふっくらした片頬かたほが入口の方に向いた。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
云いてて紫のリボンは戸口の方へうごいた。ほそい手に円鈕ノッブをぐるりと回すやいなや藤尾の姿は深い背景のうちに隠れた。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そのリボンは青に黄のふちを取ったもので一等二等に区別されてあるそうな。
話の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)