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飾紐
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リボン
ふりがな文庫
“
飾紐
(
リボン
)” の例文
『
怎
(
ど
)
うしまして、
私
(
わたくし
)
こそ……。』と、
脱
(
と
)
つた帽子の
飾紐
(
リボン
)
に切符を揷みながら、『フム、小川の所謂
近世的婦人
(
モダーンウーマン
)
が
此
(
この
)
女
(
ひと
)
なのだ!』
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
めでたき
飾紐
(
リボン
)
あまた買はるべし、その黒き髮に
映
(
うつり
)
好
(
よ
)
きものを
擇
(
えら
)
み試みんは、いかに樂かるべきぞなど、繰返して説き勸めつ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
胸を開けた
襯衣
(
シヤツ
)
の縁は溝をつくつてゐた。そして帽子には、端に金色の錨をかいた長いひら/\した
飾紐
(
リボン
)
がついてゐた。
氷島の漁夫:01 氷島の漁夫
(旧字旧仮名)
/
ピエール・ロティ
(著)
右の手には美術家が
冠
(
かむ
)
るような縁の広い空色羅紗の中折帽に、その頃はまだ
流行
(
はや
)
らなかった黒
皮革
(
かわ
)
の
飾紐
(
リボン
)
を巻いたのを提げて、左手には水のようなゴム引き
羽二重
(
はぶたえ
)
の
雨外套
(
レインコート
)
とキッドの白手袋と
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
『怎うしまして、私こそ……。』と、
脱
(
と
)
つた帽子の
飾紐
(
リボン
)
に切符を揷みながら、『フム、小川の所謂
近世的婦人
(
モダーンウーマン
)
が此
女
(
ひと
)
なのだ!』と心に
思
(
おも
)
つた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
私は例の如く茶の間に行つて同宿の人と一緒に飯を食つてゐると、風邪の氣味だといつて學校を休んで、咽喉に眞綿を捲いてゐる民子が窓側で幅の廣い
橄欖
(
オリーブ
)
色の
飾紐
(
リボン
)
を弄つてゐる。
札幌
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
私は例の如く茶の間に行つて同宿の人と一緒に飯を食つてゐると、風邪の気味だといつて学校を休んで、咽喉に真綿を捲いてゐる民子が窓側で幅の広い
橄欖色
(
オリイヴいろ
)
の
飾紐
(
リボン
)
を
弄
(
いぢく
)
つてゐる。
札幌
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
飾
常用漢字
中学
部首:⾷
13画
紐
漢検準1級
部首:⽷
10画
“飾”で始まる語句
飾
飾窓
飾磨
飾電灯
飾物
飾棚
飾付
飾帯
飾台
飾帶