“橄欖”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
かんらん76.4%
オリーブ14.5%
おりいぶ3.6%
オリイブ3.6%
オリワ1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“橄欖”を含む作品のジャンル比率
哲学 > キリスト教 > キリスト教28.6%
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学14.3%
文学 > フランス文学 > 小説 物語3.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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華大媽もまた眼のふちを黒くしていたが、この時にこにこして茶碗と茶の葉を持って来て、茶碗の中に橄欖かんらんの実を撮み込んだ。
〔出典〕(新字新仮名)/魯迅(著)
イエスと十二人の使徒の上に、春の夜が深く垂れ下っていた。ニサン十三夜の朧月は、棕樹そうじゅ橄欖かんらん無花果いちじくの木々を、銀鼠色に燻らせていた。
〔出典〕銀三十枚(新字新仮名)/国枝史郎(著)
古来いろんな人に色んなことを言われて来ているこのESPANA――黒髪の女と橄欖オリーブ色の皮肌ひふ
〔出典〕踊る地平線:07 血と砂の接吻(新字新仮名)/谷譲次(著)
私は例の如く茶の間に行つて同宿の人と一緒に飯を食つてゐると、風邪の氣味だといつて學校を休んで、咽喉に眞綿を捲いてゐる民子が窓側で幅の廣い橄欖オリーブ色の飾紐リボンを弄つてゐる。
〔出典〕札幌(旧字旧仮名)/石川啄木(著)
『うん。』と笑ひ乍ら、手を延ばして、靜子の机の上から名に高き女詩人の『舞姫』を取る。本の小口からは、橄欖おりいぶ色の栞の房が垂れた。
〔出典〕鳥影(旧字旧仮名)/石川啄木(著)
と言ひ乍ら、橄欖おりいぶ色のレース糸で編んだ金入を帶の間から出して、卓の上に逆さまにした。
〔出典〕葉書(旧字旧仮名)/石川啄木(著)
橄欖オリイブ色の皮膚をした仏蘭西人の赤ん坊が二人、船室備付の洗濯籠に入れられ、大きなドアに乗って波の上を漂っている処を奇蹟的に救助された。
〔出典〕運命のSOS(新字新仮名)/牧逸馬(著)
臙脂ゑんじの中にこい橄欖オリイブを鮮かに交へた珍しい曙光しよくわうを浴びた我船わがふね徐徐じよじよとマラツカ海峡の西の出口ペナン島の港にはひつた。
〔出典〕巴里より(新字旧仮名)/与謝野寛与謝野晶子(著)
奧の知られぬ橄欖オリワの蒼林、所々に開ける自然の洞窟より、昔がたりの一目の巨人が築きぬといふ長壁のなごりまで、いづれか身を隱し人を覗ふによろしからざる。
〔出典〕即興詩人(旧字旧仮名)/ハンス・クリスチャン・アンデルセン(著)